今回は、シングルマザーの実情をご紹介します。従業員にシングルマザーがいる企業は、少なくないはずです。ぜひ、シングルマザーが働きやすい環境整備の参考にしてください。
親と同居していないシングルマザーは心の不調をかかえやすい
国立育成医療研究センターでは、5歳以下の子どもがいる19,139世帯を対象に、心の健康状態などを調査しています。調査の結果、親と同居せず1人で子どもを育てる人の11%が、心の不調を訴えていることが分かりました。
2人親世帯・3世代同居なし(4%)、シングルマザー世帯・3世代同居(6%)と比べて、数値が大きいことが分かります。
【参考】国立育成医療研究センター
喫煙習慣や飲酒習慣にも特徴がある
同調査では、1人で子どもを育てているシングルマザーの多くは、相談相手がいない状況であることも明らかになっています。また、ほぼ毎日喫煙しているケースが多く、飲酒頻度が高いことも特徴です。
親の心の不調や喫煙習慣は、子どもの成長に良くない影響を与えることが分かっています。社会全体として、シングルマザーを支援する意識が必要です。
各企業でもシングルマザーへの支援を
多くのシングルマザーが悩みを抱えている中、各企業においても、シングルマザーを支援する取り組みが必要です。たとえば、子育てに関する相談の場の設置や、公的制度の紹介などがあります。特に、子どもを1人で育てているシングルマザーは、心の不調を起こしやすい傾向であるため、積極的な取り組みを検討してください。
社会保険労務士法人アンブレラでは、シングルマザー向けの行政制度をご紹介します。シングルマザーの支援を検討している企業は、ぜひ気軽にご相談ください。